昨日は地盤改良でお世話になっているグラウンドワークスさん主催の現場体験会に参加させていただきました。
長生き住宅レシピと題して、着工から完成までの全3回、静岡県西部で自然素材を使った人と環境に優しい長寿命な木造住宅を手掛けられている扇建築工房さまの現場を見学させていただきます。
なかなか他社さまの現場を見れる機会がないのでとても楽しみでした。
2回目の今回はデコス社が扱う新聞古紙からリサイクル生産された木質繊維断熱材セルロースファイバーの実演。

建築中の現場に入り、まず驚いたのはセルロースファイバー断熱材の防音性能の高さ。
外からの雑音がほとんど聞こえない、とても静かで落ち着く空間でした。
セルロースファイバーは調湿効果も高く、湿気やカビの抑制にも有効です。

省エネ住宅をつくる上で欠かせない気密もしっかりと施され、断熱材本来の性能がフルに発揮された建築中とは思えないとても暖かな空間でした。

ドイツ生まれの塗装下地壁紙を扱うルナファーザー社。
ドイツ板金マイスターの岩元創氏の気密と防水のお話は、サッシ廻りの防水テープの貼り方にひと手間かけることで、防水、気密、断熱性能を最大限に高めることができる施工のコツを教えていただきました。

アイランドプロファイル社の木製サッシ。
外周部の断熱性能を高めれば自然と開口部(サッシ)の性能も比例します。
数あるサッシの素材(アルミ・樹脂・木製)の中で唯一結露のない木製サッシです。
高性能な木製サッシをコストを抑えて標準採用する設計手法のヒントや、断熱材の性能を高めるための施工力や断熱材の選び方など勉強になりました。
良い情報は自分の目で確かめてお客様にも提供していきたいと思います!