昨日はいつもお世話になっている地元の友人からのご紹介で、
築150年の古民家住宅のリフォーム相談をいただき調査に行ってきました。

のどかな山間の奥にある、古くも存在感のある茅葺き板金屋根の古民家。
見るからに歴史と風情を感じさせる佇まいは、職人として好奇心を駆り立てるものでした。

今回は屋根と床下の状況調査をさせていただきましたが、
現代の職人にとって、昔の造りが見れるだけでも貴重で有難いことです。

当時、今ほど機械や道具もなかった時代、木の切り出しから始まり、
大工の手刻みで組み上げた合掌造り、田の字の家。
おそらく茅は地元の方たちが葺いたのではないでしょうか。
日本人ながらの結いの文化を感じました。

150年の人の暮らしの歴史のつまったこの家を、
末永く住みつないでいけるよう、お手伝いさせていただきたいと思います。