CONCEPT
A home with a good balance of performance, design and functionality- CONTENTS
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- CONCEPT01
- 「カッコいい家」の定義
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- CONCEPT02
- 自然体で、ありのままに暮らす家
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- CONCEPT03
- 静岡県産材にこだわる理由
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- CONCEPT04
- お客様との関係性
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- CONCEPT05
- 人と人のつながりを大切に
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- CONCEPT06
- 好きなモノ・好きなコト
- CONCEPT01
「カッコいい家」の定義
カッコいい家って、一体どんな家だろう・・・そう考えたことはありませんか?
どんなにデザインが今風でカッコいい家でも、時が経つとカッコ良さが風化し、いつしか廃れてしまいます。逆に、どんなに古くて小さい家でも、時が経つほど味わいが増し、カッコよく見えてくる家もあります。
つまり、「カッコいい」というのは、時が経っても美しさや魅力が褪せないことではないでしょうか。
そこで当社では、無垢材や塗り壁など、時が経つほど味わいが増す自然素材をできるだけ多く用い、色艶や質感の変化を楽しめる住まいをご提案しています。
本物の素材は、経年による変化を「家族の歴史の象徴」として、愛着を持って受けとめることができます。それは、ビンテージとか、アンティークに近い感覚かもしれません。
カッコいい家について、もう1つ想うことがあります。
それは、「カッコいい家」とは、究極的には「カッコいい暮らし」のことを示すのではないかということです。
そこに住まう人が、自分らしく暮らしている。
自分の好きなスタイルで暮らしを楽しみ、住まい手の個性が独特の空気感を醸し出す住まい、それこそが「カッコいい家」ではないかと思います。
かといって、もちろん、「流行のデザインを取り入れたい」というお客様のご要望を否定するわけではありません。ただ、心に留めておいていただきたいのは、たとえば洋服は流行ものを選んで、飽きたら着なくなったとしても特段支障はありませんが、建物はそうはいかないということ。
まず、洋服と家とでは価格が全然違うし、家は洋服のように簡単に買えるものではありません。
何十年先までも飽きずに住まうことを考えて建てなければならないので、流行りものに対する慎重さも必要なのです。
しかし、そこは作り手である私が上手にトレンドを取り入れつつ、本当の意味でカッコよく暮らせるご提案をプラスして、バランスよく住まいづくりを進めていきますので、ご安心ください。
また、住まいづくりにおいては、ご希望の優先順位を考えながら、予算内で最大限に理想に適った住まいを考える必要があります。そして、お客様が自分らしい暮らしを末長く楽しめる時間と空間をご提案することで、本当の意味でカッコいい家をご提供します。
- CONCEPT02
自然体で、ありのままに暮らす家
私たちが理想とする住まいは、自然体で、ありのままに暮らせる家です。
決まりきった暮らしではなく、本当に自分に合った暮らしができる家。
自分らしさを外観や内観の細部に生かして、いつまでも愛着の持てる住まいづくりを目指しています。
そのためには、見た目のカッコ良さだけでなく、動線や収納、性能などの実用性もしっかり伴っていることが大切です。
大手のハウスメーカーでは「住まい」を「商品」としてとらえ、品質が均一化していて規格が定まった建物を良しとしています。しかし、私たちが建てる住まいは商品ではありません。
ものを売る感覚ではなく、暮らしを一緒につくる感覚で、規格にとらわれない自由な発想のもと、ハウスメーカーでは実現できないこだわりの家をつくりたいと、いつも考えています。
- CONCEPT03
静岡県産材にこだわる理由
地球環境にやさしい住まいづくりが求められている昨今、建物の建設、運用、廃棄に至る住宅のライフサイクル全般においてCO2の削減を実現する取り組みが進められています。
その一方で、国内では多くの住宅メーカーが輸入木材を使って家を建てていますが、私はそのことに矛盾を感じます。
地球環境のことを考えれば、日本の材を使って日本の家を建てることが当然であると思うし、もっと言えば、静岡県の家を建てるのには県産材が最も適していると思います。
地域材を使えば、地球環境にやさしいだけでなく運搬の手間も軽減し、省エネにも貢献できます。
古来、家を建てる材には、地場の気候や立地条件のもとで育った地元材が最もふさわしいと考えられてきました。そのことも加味したうえで、当社で家を建てられるお客様には、静岡県産の質の良いヒノキやスギを使った住まいづくりをおすすめしています。
- CONCEPT04
お客様との関係性
当社では、私がお客様との打ち合わせから完成まで一貫して住まいづくりを担当します。
ですから、1年間に何棟も家を建てることはできません。
何棟も掛け持ちをして、建物の質が落ちるのは嫌です。
お客様お1人お1人と向き合い、その想いに丁寧に寄り添って、1棟1棟落ち着いて家づくりに取り組みます。そのため、当然ながら住まいづくりの期間も長くなります。
打ち合わせでは、作り手の都合に合わせて畳み掛けていくような会話ではなく、お客様が話しやすい雰囲気を作りながら、会話のキャッチボールをじっくりと時間をかけて楽しみます。
当社に相談にみえるお客様の中には、「他社では自分たちの言うことが伝わらなかった」とおっしゃる方がいらっしゃいます。住まいづくりにおいては、住まい手と作り手の相性がとても大切で、自分の気持ちを理解してもらえないのでは、決して理想の住まいは叶えられません。
だから、当社ではお客様とのディスカッションを何よりも大切にしています。
お客様と会話を重ねていくなかで、表面的な要望だけでなく、心の奥底に潜んだ要望まですくい取り、納得のいくご提案ができるように努めています。
そして、理想の暮らしのイメージを徐々に具体化していきながらお客様のモチベーションを高め、入居後も愛着を持って暮らしていける住まいの実現へと「導き」ます。
「導く」という点では、私たち作り手は、いわば水先案内人のような存在ではないかと思います。
お客様がどんな暮らしをしたいのか、どんなこだわりがあるのかを正確に把握したうえで、「自分らしい暮らし」の実現を目標に定め、途中で道を踏み外すことのないように、しっかりと行き先を示す。
設計内容や実際の工事内容などを精査し、整え、最終的にお客様に喜んでいただけるような住まいをつくり上げていく。
お客様の信頼に応えられるように、正しい目的地(自分らしい暮らし)へと案内するのが、私たちの役割です。
- CONCEPT05
人と人のつながりを大切に
住まいづくりを総体的に見渡すと、やはり人と人のつながりの大切さを感じます。
お客様と私、そして大工職人並びにすベての業者さんとのつながり・・・そのどれもがうまくつながっているからこそ、良い住まいを実現できます。
さらに、住まいが実現してからも、その家が歳月とともにより味わい深く、暮らしやすくなるように、お客様の暮らしにずっと寄り添っていきたいと思っています。
- CONCEPT06
好きなモノ・好きなコト
当社では私が一貫して家づくりを手掛けているので、まずは私のことを知っていただき、自分の好きなモノやコトを互いに共感し合える関係を築きたいと考えています。
私が20年以上建築の仕事に携わって見出したのは、作り手の私自身が自然体でいること。
背伸びをしないで、自分が心から好きだと思える住まいをご提供することです。
家づくりの過程で、自分たちに都合の悪いことは隠すような真似はしたくない。
なんでもオープンにして、お客様にしっかりと説明できる仕事をしていきます。
私が個人的に好きだと思うことをアトランダムに挙げるとしたら、キャンプ、アウトドア、サーフィン、海、山、川・・・(自然と触れ合うときの心地良さ、自然体でいること) オールドカー、古びた写真、古道具、ビンテージ品・・・(歴史を感じるものや、作られた背景を知りたくなるもの)
・・・といったところでしょうか。
そんな私の好みが家づくりにも反映されることが多く、自然と同じ好みやライフスタイルのお客様が集まってきます。
たとえば、当社のオフィス。
妻のドライフラワーショップを兼ね、ビンテージ&アウトドア感覚に溢れたこの場所は、私たち夫婦の「好き」が詰まった空間です。
お客様の中には、「この店のように居心地のいい住まいをつくりたい」とおっしゃってくださる方も大勢います。
好きでないものを提供しようとは思わない。
だから、必然的に「好き」を共有できるお客様の家を建てる機会が増えてきました。
住まい手ご自身の好きなことや、遊びが派生した暮らしと住まいは、人生に楽しみをもたらしてくれます。
お客様と同じ感覚で家づくりを考え、楽しみ、最終的に喜んでいただける家をご提供できれば、それが私にとっても最上の喜びです。