SPEC
A home with a good balance of performance, design and functionality住宅の性能について
当社では、末長く安心・快適に暮らせる家を実現するために、
ハウスメーカーと同等レベルの性能を持つ家をご提供しています。
しかし、必要以上に建物の性能を向上させようとすると、それだけ余計に費用がかかります。
私たちが暮らす静岡県は、幸いなことに気候が温暖なため、
北海道や東北地方と同レベルの高気密・高断熱を備えなくても十分に快適に暮らせます。
性能・デザイン・機能性をバランスよく兼ね備えた住まいを実現するためにも、
過剰なスペックにして性能にばかりお金をかけすぎないように、
静岡県の気候や立地に適したレベルの性能をご提案しています。
(※仕様は予告なく変更になる場合があります。)
- POINT01
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耐震性能
これからの家づくりでは、いつか来る大地震に備えて、住まいという大切な資産と大切なご家族を守ることのできる耐震性能を担保する必要があります。そこで、さとう建築では建物の構造計算を1棟1棟行い、確かな耐震性能を備えた住まいをご提供しています。
確認申請上の耐震計算は、最低限の基準を満たす壁量計算のみを行えば建築が許可されますが、さらに構造計算を行うことで、基礎、構造材、耐力壁、金物をバランスよく配置し、より強靭な建物を実現できます。建築基準法が定める耐震性は、あくまでも最低限の基準です。そのため、住宅性能表示制度の最高ランク「耐震等級3」を取得することで、建築基準法の1.5倍以上の耐震性を確保でき、ご家族の安心へと繋がります。
標準仕様
- 耐震等級『3』(住宅性能表示制度)
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住宅性能表示制度では、耐震等級が1から3まで定められており、等級3が最も厳しい基準です。耐震等級3の家は、耐震等級1の家と比べて1.5倍の耐震性能があり、警察署や消防署といった防災拠点となる施設と同等の強度を誇ります。
また、耐震等級3の認定を受けると、地震保険の掛け金の割引制度や、住宅ローンの金利が一定期間0.25%引き下げられる【フラット35】Sを利用できるといったメリットもあります。
- 耐震金物『ブレスターZ600』を採用
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木造住宅は、地震による複数回の大きな揺れによって、建物を支える「筋かい」が外れたり、損傷したりすることがあります。筋かいが外れると建物の耐震性が急激に低下し、倒壊する恐れがあります。しかし、耐震金物「ブレスターZ600」を使用すると、特殊なスリットが変形して筋かいの損傷を抑え、より粘り強い建物にすることができます。
推奨仕様
- 制震金物『ガルコン』の採用
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耐震等級は、1回の地震で建物が倒壊・崩壊しないことを基準に定められていますが、2016年に起きた熊本地震のような繰り返しの余震までは想定されていません。そのため、近年では「耐震性」に加え、繰り返しの揺れに耐える「制震性」の必要性が高まっています。
そこで当社では、制震金物「ガルコン」を推奨しています。ガルコンが地震の揺れを吸収して繰り返しの地震に耐え、耐震+制震で建物の強度を保つことができます。
また、ガルコンは約40坪の建物一棟につき約20万円程度で設置が可能なため、リーズナブルであることも大きなメリットです。
- POINT02
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省エネ性能
さとう建築の建てる家は、「省エネ基準適合住宅」です。お住まいの地域に適した断熱性能(断熱地域区分)を基準に、お客様のご要望に沿って高性能な断熱材や窓をご提案。プラン作成時に省エネ計算を行い、断熱材と窓の性能値のバランスをとりながら住まいを設計します。
ただし、静岡県は温暖な地域なので、北海道に相当するような断熱性を求めなくても十分に暖かく過ごせます。断熱性能を高めると建築費用も高くなるので、断熱性能だけが過剰にならないように、デザインと調和の取れた住環境をおすすめしています。
- 省エネ基準適合住宅
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国が定める省エネ基準に対応し、消費するエネルギーを抑えた住まいをご提供します。2016年に定められた最新の省エネ基準では、「外皮性能」と「一次エネルギー消費量」という2つの基準が設けられています。「外皮性能」は、外壁や窓などによってどの程度熱を損失しにくいかを、「断熱」と「日射」の2つで評価します。「一次エネルギー」は、冷暖房、換気、照明、給湯器などのエネルギー消費量のことを示します。日本の国土は南北に長く、気候条件も異なるため、全国を8つの地域に区分し、それぞれに省エネ基準値が設けられています。
- ZEH・認定長期優良住宅に対応
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お客様のご要望に基づき、ZEHや認定長期優良住宅にも対応いたします。
また、国策である「ZEH推進事業」や「地域型住宅グリーン化事業」などの住宅支援策を活用することで、住宅性能の向上とともに、国から100万円~150万円前後の補助を受けることができ、建築コストの削減にもつながります。(事業内容や補助額は変更になる場合があります。)
標準仕様
- 吹付断熱
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吹付断熱とは、断熱素材を屋根や壁、床へ吹き付けることで、住宅の断熱性を確保・向上させる施工法です。この施工法で用いる断熱材は発泡性ウレタンと呼ばれております。発泡性ウレタンは、施工後スポンジ状に変化する素材です。他の断熱材料にはない優れた自己接着力で、複雑な構造にも隙間なく断熱材を施工できるため、断熱効果と共に気密効果も高められるというメリットがあります。また、断熱性の向上とともに防音性を高めることも期待でき、カビの発生や建材の腐食・劣化を予防します。
- 『高性能ハイブリッド窓』の採用
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住まいの断熱性を高めるには、家の中で最も熱の出入りが多い窓の断熱性能を高める必要があります。そこで、さとう建築ではLIXILの高性能ハイブリッド窓「サーモスⅡ-H」を標準採用しています。サーモスLは、アルミと樹脂のハイブリッド構造をベースに、断熱性を飛躍的に高めた製品です。
詳細はこちら→ 高性能ハイブリッド窓「サーモスⅡ-H」
推奨仕様
- エアサイクル工法(通気・外張り断熱材)
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「エアサイクル工法」の家には、外張り断熱と、家中の空気を循環させる仕組みが備わっています。
まず、外張り断熱によって夏の日射熱や冬の冷たい外気を遮断し、極端な暑さ・寒さを防ぎます。さらに、夏は換気口を開いて屋根裏から熱気を外に放出し、床下の冷気を循環させます。一方、冬は換気口を閉じて外気をシャットアウトし、室内の暖気を循環させます。こうして家中の温度と湿度をコントロールすることで、夏は涼しく、冬は暖かく過ごせます。エアサイクル工法では、壁の中の空気が循環して室内の温度を均一に整えてくれるので、ヒートショックの心配がなく安心・健康に暮らせます。また、湿気がこもりにくいので、木材の腐朽やシロアリの発生を防ぐことができ、建物が長持ちします。さらに、機械的なシステムを極力排除し、パッシブデザインを採用しているため、メンテナンスの手間がなく、コストパフォーマンス性が高いというメリットもあります。
詳細はこちら→ エアサイクルの家
- POINT03
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構造材
さとう建築が建てる家は、構造材に「しずおか優良木材」を使用しています。
静岡県の気候や風土のもとで生育した木は、乾燥・製材された後も地域の気候や風土に最適な性質を保ち、狂いが少なく安定した建材として使用できます。
また、地域材を活用することは、林業の再生と農山村社会の活性化に繋がり、地元の森林の健全維持に貢献します。このような理由から、さとう建築では顔の見える静岡県産のスギ・ヒノキを構造材に使って、地産地消の家づくりをご提供しています。
標準仕様
- しずおか優良木材
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「しずおか優良木材」とは、静岡優良木材認証審査会による認定を受けた工場が、製材品・製品を生産し、検査に合格した認証製品です。
品質、寸法、含水率(木材の乾燥具合)、強度などの項目に厳しい基準が設けられ、この基準をクリアした材のみが「静岡優良木材」とみなされます。
推奨仕様
- 助成制度「住んでよし しずおか
木の家推進事業」の活用 -
「しずおか優良木材」をはじめとする品質の確かな静岡県産の木材を使った木造住宅の取得またはリフォームを行う方を対象は、最大30万円の助成金が受けられます。
- 富士ひのきの採用
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「富士ひのき」は、富士山麓の火山灰の土壌でゆっくりと丈夫に育ったひのき材です。木目が緻密で、強度や耐久性に優れています。さとう建築は「※富士山木造住宅協会」の会員として、静岡県産材の「富士ひのき」を推奨採用しています。
※「富士山木造住宅協会」とは
「富士山木造住宅協会」とは、富士山の懐のゆたかな森で育ち、高い強度と美しさを誇る良材「富士ひのき」を地元で生かすことを目的に、「木の家の地産地消」に取り組む団体です。
- POINT04
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保証・アフターサービス
- 建物10年保証
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新築住宅のすべてに対し、完成(引き渡し)から10年間の住宅瑕疵担保保険に加入しております。万が一、住宅の構造耐力上主要な部分、雨水の侵入を防止する部分で瑕疵が見つかった場合には、保険機関とともにご対応させていただきますのでご安心ください。
また、万が一の瑕疵が起こらぬよう、施工中も自社、行政機関、第三者機関(JIO 日本住宅保証検査機構)による厳正な検査を受けながら確実な施工を徹底しております。
- 地盤20年保証
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新築住宅では、事前に地盤調査を行うことが義務付けられています。軟弱地盤による不動沈下が起きぬよう事前に調査を行い、調査データをもとに必要に応じ、最適な地盤改良工事を行います。また地盤改良工事の有無に関わらず、調査会社による、完成(引き渡し)から20年間の地盤保証をいたします。
- その他保証
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上記以外の保証につきましても、工事請負契約書の長期保証、短期保証の内容に準じてご対応させていただきますのでご安心ください。
- アフターハウス点検
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お引き渡し後は、第三者機関(JIO日本住宅保証検査機構)によるアフターハウス点検を行っております。お引き渡しから半年、1年、2年の合計3回、元請業者に代わり、JIOの検査員が訪問し、お住いの設備や建具、床下や外壁などを点検し、現況を元請業者に報告するサービスです。日頃の使い勝手やお気づきの点などもお聞きしながら、アフターについても検査員と元請業者が連携をとりながら迅速にご対応させていただきます。
- 修理・メンテナンス
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外装、内装、設備の修理やメンテナンスについても、メーカーや協力業者と連携をとりながらご対応させていただきます。また、災害や不具合が発生した場合にも即座に対応いたします。小さなことでも気になることがありましたら、お気軽にご相談ください。